プラダのバッグとは

 

プラダのバッグの歴史は1913年に創設者のマリオ・プラダがイタリアにオープンした1軒のお店が始まりだというのは、余りにも有名な話ですよね。

今では財布やキーケースといった皮小物全般から靴や洋服まで作っているプラダのバッグですが、やはりその主力商品は、今も昔もバッグでしょう。

最初は皮革店といっても殆どカバン屋さんと言った感じだったと聞きました。

ヨーロッパの上流階級を相手に老舗らしい品質とデザインを売りにビジネスを展開して来たプラダのバッグ。

100年近くもの間、ずっとファッションブランド業界の大御所として歩き続けて来たと思っていました。

まさかあのプラダのバッグが、倒産の危機を迎えていた時期があっただなんて、ちょっとビックリです。

プラダのバッグの危機を救ったのは、今ではすっかりおなじみとなったナイロンバッグ。

あのバッグに使われているナイロン素材は軽くて丈夫なのが最大のメリット、まさにバッグには最適の記事だったんですね。

ただ、かつてのプラダのバッグと言えば、セレブのためのブランド、その素材も高級感漂うレザーに限定されていたような部分がありました。

プラダのバッグがナイロンバッグをリリースする事、それは華麗なる大変身を遂げる事であって、きっと大きな賭けだったのではないかとも思います。

女性のアクティブ化とともに、軽くて丈夫で使い道が豊富なプラダのバッグのナイロンバッグは一般女性という新たなファンを獲得する事に成功したのです。

プラダのバッグの新しい歴史の1ページとなった新素材のプラダのバッグを提案し、リリースしたのはマリオの孫娘のミウッチャ・プラダ。

彼女はその後祖父から継いだ才能と、若い女性ならではのファッション感覚を生かし、もう一つのプラダブランド、ミュウミュウを生み出します。

けれど、今やそのミュウミュウは、世界中で立派に独り歩きしていますよね。

20正規のヨーロッパを代表する高級ブランドプラダのバッグの姉妹ブランドであるという事を知らない人も少なくない位です。

昨日参加した企業研修の一環で、このプラダのバッグについての話を初めて聞きました。

最初はとても不思議でしたが、このプラダのバッグの歴史には学ぶところが沢山ありました。

やはりビジネスを成功させるためには発想の転換や時代の流れを捕らえる事はとても重要なんですね。

プラダのバッグその物に対しての興味はそれほどでもありませんが、その歩みや進化には大きな関心を持ちました。