プラダのバッグの今年の新作もいいわねぇ、いかにもっていう感じで、シンプルだけどゴージャスで、しかもどことなく可愛いのよね。
見たわよ、昨日デパートのプラダのバッグの売り場で、一番目につく所にディスプレイされてた。
今日も又、我が家ではすっかりおなじみの母と叔母さんのロングトークが展開している。
本日の話題はどうやらプラダのバッグの今年の新作についてらしい、二人ともファッションの流行には中々敏感ですぐに興味を示すのだ。
にも関わらず世の中全体の波には今イチうまく乗れないらしく、揃ってアナログ人生を歩み続けている。
さっきから夢中でプラダのバッグについて語り合っている二人が手にしているのは固定電話の受話器。
まあ携帯電話が主流になり、すっかり影の薄くなった家庭用の固定電話、これほど毎日のように使ってもらえれば本望というものだろう。
因みに、電話の向こうの叔母さんというのは母の双子の妹で、ともに50代前半の専業主婦、本来ならプラダのバッグのような高級品に関心を持つべきではない身分かも知れない。
プラダのバッグ全てが高価だとは限ってはいないが、たった一つで父の給料の3分の1程度するものもすくなくない。
これは今回のプラダのバッグに限った事ではなく、先週末は別のブランドの新作バッグや財布の話題で盛り上がっていた。
まあ、電話でしゃべっている位、安いもの、プラダのバッグを買われる事を思えばましだと父は笑いながらさっき散歩に出て行った。
プラダのバッグは一生に一度は買いたいけど、私には似合わないような気もするわ。
それに何と言っても、プラダのバッグの今年の新作は高過ぎ、ただですらも家計が苦しいこの時期に手が出さる訳ないじゃない。
と母が言う、どうやらそれなりに今の状況と自分の身分は弁えているらしい。
それに何より、この二人にはもう少しデジタル化して、ネットやメールを楽しむようにしてもらいたいものだ。
プラダのバッグをはじめ、他のブランド品にここまで興味があるのなら、ファッション関連のブログやサイトはきっと見るのも書くのも面白いはず。
プラダのバッグの新作はブログやサイトで上手に探すのが一番利口だし、情報数が店頭とは全く違うので、見ているだけでも飽きないのではないかと思う。